自閉症は発達障害の中の特性のひとつで、「病気」とは異なります。
典型的な自閉症には、言葉の発達が遅い、相互的なコミュニケーションを取るのが難しい、こだわりが強い、対人関係が難しい、などといった特性があります。
他の発達障害と同様に、自閉症は障害の程度が人によってかなり異なり、特性はあるものの、生活に支障がないレベルから、福祉的・医療的サポートが必要な重度のレベルまで様々です。
自閉症は病気ではなく、特性なので、薬で治るものではありません。従いまして、対応の基本は個人の特性に合わせた教育支援(療育)を受ける事になります。療育を受けることで、日常生活の支障を少なくすることができます。ただし、興奮、パニック、自傷行為などがある場合には、対症療法的に薬物が処方されることがあります。
早い段階で社会への適合性を高めるためにも療育は大切な訓練ですが、成果が表れるまでにはそれなりの時間が掛かります。そのため、親御さんの中には、何か他にも同時に行える民間療法などの改善策がないか、検討する方も少なくありません。
薬物療法は、長期的にみて状態を改善させるアプローチではないこと、弊害への不安、などがあり、出来れば投与は避けたいと考える方は多いです。
当院は、自閉症を含む発達障害への施術を行う数少ない整体院です。
そもそも整体で発達障害が改善するのか? という疑問があります。かなりの個人差があるので、全員という訳ではありませんが、結論から言えば答えはYESです。
発達障害を持つ方は、脳のそれぞれの領域の発達に偏りがあるために、脳内の連携が上手く行かず、結果として感情や行動を上手くコントロールできない状態になっていると思われます。そこで、脳の発達を促すような刺激を与えて、成長の遅れている部分を活性化させると、全体のバランスが取れて来て、問題点が改善して行きます。
脳の発達を促す刺激とは、脳(そして脊髄や神経)が浸っている脳脊髄液を積極的に循環させるということです。
健康な人の頭は、触ると柔らかさと温かみがあり、ほんのわずかの動きではありますが、ゆっくりとしたリズムで、規則正しく収縮と膨張を繰り返しています。この頭蓋骨の‟ポンプ作用”により、脳脊髄液が神経の隅々まで循環して、栄養を運び、老廃物を取り除いています。
発達障害の人の頭蓋骨の傾向として、各骨の動きのリズムが合っていなかったり、動きが対称的でなかったり、大きく動くところと、ほとんど動かないところがあったりします。
これらの問題を改善するために、当院では頭蓋オステオパシーという特殊なテクニックを使って頭蓋骨を調整し、脳内の血流や脳脊髄液の循環を促進します。
具体的には、軽く触れる程度の強さで、動きの悪い部分に手を当てて、頭蓋骨のゆっくりとした動きを追いながら、動きが止まりそうなところで、‟もうひと押し”を加え、徐々に動きが大きくなる様に補助して行きます。
頭蓋骨の動きが力強く、しっかりして来るに従い、脳脊髄液の循環も改善し、脳や神経の健康度が向上し、発達して行きます。
頭蓋オステオパシーを受けて改善される症状の例として、
等が挙げられます。
※施療効果にはかなり個人差があり、一度の施療で目に見えて変化が出る場合もあれば、数か月経ってから変化が表れる場合もあります。
自閉症、ぜん息、不整脈、左心房肥大を患っています。今秋はぜん息の症状が安定している様に思えます。
施設の職員の方々に、「最近すごく落ちついて来ました」と、何人もに言われました。
広田一樹様 26歳 男性 (お母様記)
院長コメント
広田様はこの夏から施療を受け始め、ちょうど4回目が終わったところです。毎回、それほど嫌がることもなく、30分程度の施療を静かに受けてくれています。
骨盤の動きの改善と、肩コリの緩和、そして頭蓋骨と首を調整して頭部の血流を良くする施療内容で、周りの方にもわかるほどの効果が出ている様です。
※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
現在26歳の自閉症の息子が、7年前から不適応症で度々パニックを起こし、テンカン薬などの治療薬による効果が少なく、自然療法への望みをかけ、いろいろ探しておりました。
刻々と気分が変わり、台風や低気圧、地震などで寝込んだり、興奮する毎日でした。
高等部を卒業後、利用した作業所が馴染めず、精神科で初めて処方してもらった精神薬が合わず、その副作用も大きかった気がします。
こちらで頭蓋骨矯正を中心とした施術を受け始め、ゆっくりですが、1年3か月の施療の間にパニックの程度や、頻度が減り、かなり過ごしやすくなりました。ここで一旦施療はお休みし、様子を見てみましたが、聴覚過敏による辛さが軽減できないかと、また2年半ぶりに通い始めて半年くらいです。
漢方なども併用しながら、3か月位して生活リズムが戻り始め、10時頃起きていたのが、8時に起きられるようになりました。また、親知らずが変な向きに生えていたのですが、頭蓋骨矯正で正しい位置に戻ったのはびっくりです。
聴覚過敏はもう少し様子を見ないとわかりませんが、くしゃみや猫の鳴き声への反応がゆるくなって来たかも知れません。
施療方法については、まずソフトな施術なので、息子の様な敏感な子にはうってつけだと感じました。実際、最初からわりと嫌がらずに施術を受けられました。
脳の血流が悪くてパニックを起こしやすくなっているのでは、という私の思いには、ぴったりの施術だと思います。優しい施術ですが、効果を実感しています。
T・U様 26歳 男性 (お母様記)
院長コメント
T・U様は、劇的変化が見られない中でも、辛抱強く通い続けて下さいました。
当初は重く硬かった頭にも徐々に柔軟性が出てきて、そのうちにいくつかの変化に気が付くようになり、薬の量も減って、生活の質がだいぶ向上して来ました。
この結果は、オステオパシーだけではなく、お母様が、これは、と思う他の療法をいろいろと併用された相乗効果だと思っています。
※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
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